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国境を超えるときのドッキリ:パレスチナとイスラエル

学生時代に友人とトルコに行ったことでイスラムに興味をもち、その後はパレスチナの研究をしていたので、休みのたびに現地に飛んでいました。主にパレスチナ自治区(ヨルダン川西岸やガザ地区)やヨルダンに滞在していましたが、研究機関がイスラエル側にあるときには、行ったり来たりしながら本を集めたり、研究者にインタビューしたりしていました。しょっちゅう行ってたので、空路や陸路の国境を何度も越えましたが、国境でドキ――――!とすることもありました。(^^

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あるとき、ヨルダンからパレスチナ自治区に陸路で行こうとして、イスラエルのパスポート・コントロ―ルを通りました。すると職員のお姉さんが難しい顔をして、私のパスポートを持って同僚と話し始めました。暗くなる前にエルサレムの宿に着きたかったので、早く国境を出たかったのですが、ここで揉めると大変なのでニコニコしていると、「あなたのパスポート、滞在期限過ぎてるわよ」とのこと。「えええ!?」と目を剥いてパスポートを見ると、ビザのスタンプの上のぐちゃぐちゃの文字を指して「ほら、ここに2週間って書いてるでしょ。到着日から数えて、もう2週間過ぎてるわよね。」

よーーーーく見れば、英語で「2 weeks」と書いてあるようなのですが、字が汚すぎて読めず、てっきりアラビア語の殴り書きだと思っていました。「ぜんっぜん気付きませんでした」と正直に言うと、はーーーーー、と長い溜息を付かれた後で、「ちょっと待ってて」とのこと。

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ベンチに座りながら「これやばい?不法滞在で拘留される??ていうか、ここ砂漠の真ん中の国境なんだけど、拘留されてもご飯でる?ヨルダンもう戻れないんじゃ?ホームステイ先に荷物置きっぱなしだけどどうしよう」とぐるぐる考えて、じとーーーー、っと落ち込んでいると、お姉さんが戻って来て、「はい、これだけ罰金払ってね。そしたら行っていいわよ」とのこと。「罰金いくら!?」と紙を覗き込むと、一日約1ドルで、オーバーしていた数日分を払って解放してもらえました。

いかにも貧乏学生だったからか、お姉さんが優しかったからか分かりませんが、罰金だけで済んでよかった…!と胸を撫で下ろしました。

滞在期限を見てないなんて、今考えるとあり得ないのですが、当時はそういう大ポカをやらかしました。(^^;

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他にも、イスラエルの空港から日本に帰るとき、私は主にパレスチナ自治区に滞在していたので、空港職員の方から大変な質問攻めに合いました。それが終わらないとチェックインできないので、「飛行機乗れなくなるよーーーー!」と焦ることも多かったです。

いつ、どこで何をしていたか、誰と会ったか、目的は何か、何か預かったものはないか、最低でも二人以上の方から細かく聞かれ、そのあとで、二人に話した内容に矛盾がないかを確認されます。荷物も全部開けられるので、せっかくパッキングしたトランクの荷物も全部出して、トランクに何か仕込まれてないかまで、徹底的に調べられます。

毎回これをされるのですが、別にやましいものは何もないので、最後には「飛行機乗ってよし」と言われます。さっきまで念入りに荷物を調べていた職員の方が「あなたの荷物全部調べたけど、飛行機の安全のためだから、ごめんね」と丁重に謝ってくれて、トランクに詰めるのも手伝ってくれます。私への意地悪でないのは分かるので、お互いに「大変だね…」と言いながら荷物を詰め直して、飛行機に乗っていました。

もう15年ほど前のことですが、今考えても空港のセキュリティはすごかったです。パレスチナやヨルダン、イスラエルへの旅は、大変なこともありましたが、小さな出来事に癒されることも多く、今ではなんだか懐かしさを感じる国々になっています。(^^

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#荷物の検査は大変

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