長崎市の平和公園(原爆が投下された爆心地)にほど近く、長崎大学医学部のキャンパスに熱帯医学ミュージアムがあります。
一般にも開放されていて、熱帯医学や感染症、これまでの国際協力など、興味のある方は誰でも見ることができます。こじんまりとしていますが、とてもキレイで、標本や写真がすごいです!
長崎大学の熱帯医学研究所は歴史が長く、1942年に東亜風土病研究所として設立され、現在も熱帯医学のトップランナーです。熱帯医学の専門機関として、ケニアやベトナムにも拠点を持っていますが、ケニア拠点には、さだまさし氏の歌で、のちに映画になった「風に立つライオン」のモデルになったドクターがいらっしゃいました。
医学部に用事があって行くときは、大抵ミュージアムを覗きますが、アフリカでの活動の写真のほか、寄生虫や病原を媒体する動物の標本がずらりと並んでいて、圧巻です。よくこれだけのものを現地から運べたなぁ…、と思いますが、研究者の方々の感染症への情熱が感じられて、じーーんとします。
ミュージアムに行くと、「順序こちらからの方がよいですよー」等と親切なお声がけをいただくことがあります。研究者の方に違いないので、ぜひ捕まえてお話しをお聞きしたいのですが、ついタイミングを逃してしまうので、今度こそ…!
2015年に長崎歴史文化博物館で「感染症と戦う長崎大学」展を開催したり(JICA協力)、学生さんや一般を対象にした出張授業も行われるなど、対外的な活動も熱心に行われています。
感染症や国際協力にご関心がある方、ぜひ一度行ってみてください!
<おススメ記事>
〇National Geographic「研究室に行ってみた。長崎大学熱帯医学研究所新興感染症学・安田二朗」:
〇読売教育ネットワーク「出前授業」
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