前回の記事「海外からペットを連れて来るときの手続き(その①「検疫手続き編」)」のその②「ケージ編」です。
ペットを飛行機に乗せて連れて来るとき、ケージも大事です。
家から出て空港に行き、飛行機に乗り、さらに空港から日本の家に着くまでの間、ペットはずーーーっとケージの中にいなければなりません(日本の空港に到着した時、検疫のために数分外に出ますが)。
ですので、できるだけペットに快適な空間にしてあげるのがよいと思います。
実際、ペットの大きさによって、航空会社がケージの大きさを定めています。私が利用したエールフランスでは「動物が立ち上がって頭を上げてもケージの天井に触れないもの」「十分に横になれるスペースがある」ことなど、細かい規定が定められています。
エールフランス航空「犬・猫の輸送に関するご利用条件」:
ペットを動物病院に連れて行くときに使う小型のケージ(上部と下部が分かれていて、バッチンと止めるもの)は使えないことが多いです。留め金がボルト式であることが大事なのですが、これは何かの拍子に開いて、動物が出てしまうのを防ぐためです。
(追記:私の猫は体重の関係で荷物室に乗ったので、この条件(ボルト式のみ)でしたが、飼い主と一緒に客室に載せる場合は、この限りではないこともあるようです。事前に最寄りの航空会社支店にご確認いただくと確実と思います)
またペットの体重によって、機内持ち込みになるか、荷物室になるかが分かれます(エールフランスは6kg)。私の猫は6kg越えでしたので、荷物室でした。(^^;
私は猫の大きさをメジャーであちこちはかったところ、エールフランスの規定に適うようなケージがモロッコで手に入りませんでした。ですので、ネットで調べて、大きめのものをアメリカから輸入しました(特に問題なく届きました)。
家を出る前の準備は、ケージの中にトイレシートを4,5枚重ねてガムテープで貼り付けました。トイレもケージの中でするので、1枚では足りないと思います。また中でよれてしまうのを防ぐため、周囲をガムテープ止めにしました。
ケージの入り口に留められるタイプの水の容器を付けて、そこに半分くらい水を入れて完了です。
また猫がパニックにならないよう、家を出る前に、獣医さんから処方された薬を飲ませました。獣医さんからアドバイスされたのですが、睡眠薬に近く、頭がぼーっとする薬ということです。ただ、モロッコの家を出る前に飲ませたので、モロッコーパリ間は効いていたと思いますが、パリ―成田間は、パリで事前に飲ませることができなかったので(動物をケージの外に出せないため)、一番長いフライトを正気のまま乗せることになってしまいました(ごめん)。
環境の変化と、長時間のフライトや移動(さらに成田→長崎)をよく耐えてくれたと思います。無事に我が家に着いた時は、本当にほっとしました。
幼い子や老齢のペットは飛行機に乗せてもらえないこともあるようですが、体力の面で安全を保障できないから、という理由なのだと思います。ペットにとっては、訳が分からず、飼い主とも離れ、非日常な場所での移動なので、年齢的に若くても、しんどい旅だと思います。なるべく負担が少ないよう、配慮してあげたいですね。
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