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海外からペットを連れて来るときの手続き(その①「検疫手続き編」モロッコの場合)

モロッコから帰国する時、猫を連れてきたのですが、その手続きについて、複数の方々から「ノウハウを置いていってください」と頼まれました。その方々にはメモを残してきたのですが、他に手続きを知りたい方がいらっしゃるかもと思い、思い出しながら書いていこうと思います。

海外からペットを連れて来たいと思っている方の参考になれば幸いです。

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外国から動物を連れてくるとき、到着時に空港で検疫手続きを行います。

実際には、検疫手続きはかなり前から始まっていて、日本到着前には、書類はすべて提出していなければならないので、空港で行われるのは書類(オリジナル)と動物のチェックだけです。

問題がなければ10分程度で終了します。

検疫を通過できなければ、動物は日本に入れないので、空港の係留施設に収容されてしまいます。最長180日間係留されるほか、不備があれば返送・致死処分されることがあります(係留中の飼育管理、返送等にかかる費用は全て自己負担です)。

書類作成はちょっと大変ですが、ちゃんと準備できますので、頑張りましょう!

また書類のチェックや質問など、動物検疫所にメールで相談にのっていただくことができますので、活用するとよいと思います。私も細かいことまで親切に相談にのっていただき、とても助かりました。

とにかく準備に時間がかかるので、手続きはお早めに…!

以下、手続きの流れをご紹介します。

マイクロチップ埋め込み

現地の獣医さんに動物を連れて行って、皮下にマイクロチップの埋め込みを依頼します。

狂犬病予防注射(2回以上)

私は2回行いました。細かい注意事項がありますので、ご注意ください。↓

- 1回目の予防注射:生後91日以上(生まれた日が0日目)、マイクロチップ埋め込み後に行う(同日でもOK)。

- 2回目の予防注射:1回目の予防注射から30日以降(接種日が0日目)、1回目の予防注射の有効免疫期間内。

1回目、2回目の日数の確認は非常に大事です!ざっくり「大体〇か月空いてるからいいか」ではなく、31日、30日の月の数を踏まえて、しっかり計算しましょう。

狂犬病検体検査(血液検査)

2回目の血液検査後(同日でもOK)農林水産大臣の指定機関に血液を送り、狂犬病の抗体価を証明する書類を発行してもらいます。本指定機関はモロッコにはありません。

私は現地の獣医さん経由でフランスの検査機関(オート・ガロンヌ県獣医学研究所)にお願いしました。検査機関の選択(フランスには4つあります)、血液の送付、書類作成等、手続きは獣医さんにすべてお任せです。

www.maff.go.jp

輸出前待機(180日以上)

抗体検体検査の採血日を0日として、180日以上経過していること。この日数も大事です。日数をしっかり計算しましょう!

また検体検査の有効期間内(採血日から2年以内)に日本に到着する必要があります。2年を過ぎてしまうと、また手続きがやり直しになるので、ご注意ください。

事前届け出

日本到着の40日前までに、到着予定の空港を管轄する動物検疫所にファックスかメール、インターネットNACCS経由で届け出をします(私はNACCSを利用)。届出受理書が発行されるので、印刷して、出国・入国の時は必ず携帯しておきましょう。

輸出前検査

出発前に現地の獣医さんに動物を連れて行って、検査をしてもらいます(かかりつけの民間獣医さんでOK)。狂犬病等にかかっていないかどうか、健康状態が良好かを診てもらいます。獣医さん作成の書類の最終チェックもここで。私はマイクロチップがキチンと読み取れるかどうかも、合わせてチェックしてもらいました。

輸出国の証明書の取得

輸出国の政府機関(日本の動物検疫所に相当する機関)から、以下のものを取得します。このときに必要な情報が網羅されていることが大事なので、証明書の推薦様式の利用が便利です(FORM A、Cを使用)。

- FORM A:飼い主が記載した後、

- FORM C:現地で処置を行った民間獣医さんが記載した後、

FORM A、C両方に輸出国政府の裏書(endorsement、政府動物検疫機関のサインと公印)を取得します。これらの書類と輸出したい動物(私は猫)を連れて、政府機関へ行って、そこの獣医官に裏書をしてもらいます。

予約ができないので、「今、獣医官がいないから」等と待たされることもありますが、しつこく聞いて、人を捕まえて粘りましょう。快く取り次いで貰えるよう、笑顔で!(^^

また空港で何かあったときのために、獣医官さんの携帯電話番号も一応教えていただくとよいと思います。

モロッコでの政府機関の名前、数年前のことなので、記憶が定かではありません…、涙。

ラバトの肉屋さんのマルシェの奥にあって、「本当にここ??」あることだけは覚えているのですが、フランス語「un établissement de contrôle de sanitaire」または「un lazaret」で周囲にお尋ねいただければと思います…! 

日本到着後の輸入検査

成田到着後、荷物受け取り所で自分の荷物を受け取りますが、同じフロアに動物も到着しています。ちょっと場所が分かりにくいので、係員さんに尋ねるとよいと思います。荷物と一緒に動物も引き取って、動物検疫所に行って書類(オリジナル)を提出し、検疫手続きをしてもらいます。動物もマイクロチップの検査をするので、検疫所のなかで一旦ケージから出します。

手続きに不備がなければ、10分ほどで検査は終了し、再びケージに戻した動物と荷物をもって、外に出られます。

参考ウェブサイト

農林水産省動物検疫所のウェブサイト:

www.maff.go.jp

必ずチェックしましょう!

トップ→動物の輸出入→ペットの輸出入→日本への輸入(輸入したい動物を選択。私の場合は「犬、猫」)→指定地域以外(狂犬病洗浄国・地域かどうかで輸入手続きが異なります。モロッコは指定地域以外です)

マニュアル:

http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/pdf/guide_nonfree.pdf

チェックシート:

http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/pdf/checksheet_nonfree.pdf

12時間以内の係留検査で日本到着可能(即日解放)となる処置例:

http://www.maff.go.jp/aqs/animal/dog/pdf/checksheet_nonfree.pdf

 

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