日本からチュニジアに引っ越したときは、まったく料理ができず、「スーパーのパックを見て魚の名前が分かる」状態だったのですが、いざ行ってみると、義理の家族やその友人たちから「日本料理を作って!」とリクエストされることが多くなりました。
現地には日本料理店もアジア系食材屋さんもなく、あるのは日本から持って来た醤油やカツオ節などのミニマム調味料だけ。そして、なにより料理の腕がない!
「さてどうしよう…」と考え、日本人会でお会いしたマダムに恐る恐る電話をかけて、「料理を教えてください」とお願いしました。幸い、快諾してくださり、市場での買い物から魚の見分け方、捌き方、料理の作り方まで一通り教えていただきました。
出刃と刺身包丁、鱗取り、キッチンバサミがあればほぼ解体できるので、だんだん楽しくなり、モロッコでもよく捌いていました。とはいえ、まるごと買ってきた魚を捌くのは、それなりに時間も手間もかかるので、「今日は魚の日」と朝から気合を入れて市場に行きます。
台所から我が家の猫を隔離して、音楽をガンガンかけて、午前中いっぱい捌きます。
チュニジアもモロッコも、海が近い都市に住んでいたので、魚が新鮮で美味しいこと。日本でおなじみの魚も多く、鯖やアジ、イワシ、カサゴ、鯛、ヒラメ、マグロ、カツオ、アンコウ、イカや生のタコなど、刺身から煮付け、焼き魚や鍋まで美味しくいただけます。
ただ一つ、ウナギを捌く機会がなかったことが悔やまれますが、モロッコ在住の料理の達人(日本人)がかば焼きをご馳走してくださったことがあり、それは美味しかったです。
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